陸上教室に所属した小学生は延べ3500人をこえます。2年3年と続けている子がいるので,実際は1500人くらいでしょうか?
中学に進学して陸上競技を続ける子はわりといますが,高校になるとぐんと減って,大学まで続けている子になるとかなり少なくなります。ましてや社会人になって陸上競技を選手として続けている子になると,数人になってしまいます。ですから,ずっと陸上競技を続けていれば出会う機会は多いのですが,その後の消息が不明な子が圧倒的に多いです。
指導するコーチたちとしては,卒業してからも競技場や大会で会うことはとても嬉しいことです。陸上競技を続けている,楽しんでいる姿が嬉しいです。
ここには卒業生の活躍する姿を載せていくことにします。
今の教室生にとっては知らない先輩ばかりと思いますが,金沢市小学生陸上教室に入って,陸上競技と初めて出会ったということは同じです。こんな先輩がいるのかと思って,励みにしてもらえるといいなと思います。
★10月13日からの鹿児島国体に陸上教室卒業生5人が出場しました。陸上教室から5人も出場するのは初めてと思います。
少年A 棒高跳 山本時来光さん(金沢高校2年)結果4m70
少年B 100m 清水空跳さん(長田中3年) 結果10秒99
少年A 300m 津田伊万さん(洛南高校3年) 結果32秒95 2位入賞
少年B 110mH 岡田佳樹さん(北陸学院1年) 結果15秒05
少年A 走高跳 稲垣公正さん(龍谷高校2年) 結果2m00
自転車競技の北岡マリアさん(内灘高校3年)も陸上教室の水曜夕方県営での特別練習だけなのですが,よく来ていました。
★9月23日の練習会に卒業生の前田(旧姓:志村)和香奈さんが顔を出してくれました。和香奈さんは現在は大阪に住んでいます。今も現役の短距離ランナー(中部桃丘TFC所属)で,翌日の福井でのマスターズの大会前に金沢に寄ってくれました。終わりの会にも挨拶してくれて,みんなにお土産のお菓子も持ってきてくれました。
昨年の2月に出産してすぐにも試合に復帰しています。すごいですね。最近,やっと小学校6年の記録〈13秒67〉に戻ったと言っていました。このタイムを携帯電話の番号にしているほど,思い入れのあるタイムだそうです。
この〈13秒67〉が金沢市陸上教室の女子100mの最高タイムです。このタイムをこえようと頑張っていた子もいましたが,14年間まだ破られていません。
卒業生の女子で現在も短距離のランナーとして,陸上競技を楽しんでいるのは和香奈さんだけかな?陸上教室卒業生の理想の姿です。
★8月19日,ハンガリー・ブダペスト世界陸上選手権が開催され,五島莉乃さんが女子10000mに出場しました。昨年のアメリカ・オレゴン世界陸上に続いて2度目になります。石川県の女子陸上選手で2度も世界陸上に出場するのは五島さんだけです。
監督野村は応援に行ってきました。結果は33分20秒38で20位でした。
急に出場が決まったので調整不足で,残念ながら力を発揮することができませんでしたが,世界の20位は立派です。そもそも日本代表として走ることがすごいことです。
これから,五島さん得意の駅伝シーズンが始まりますので,ぜひとも応援しましょう。
★長田中3年の清水空跳さんが,8月の全中・男子200mで見事に優勝しました。決勝記録は21秒99,予選で21秒84の県中学タイで走っています。素晴らしい走りでした!
また,6月の県中学大会では,100m10秒75の県中学新で優勝しました。
清水くんの時代は,コロナで県小学生大会も全国大会も開催されなかった年です。秋の代替県小学生大会では混合リレーで優勝したのですが,小学校時代の悔しい思いを中学校で見事にはらすことができて本当によかったと思います。
★6月の金沢市中学校春季大会の清泉中1年リレーメンバーです。急遽,大高くん,石野くん,沖野くん,上里くんの4人で出場することになって,練習している様子を撮りました。陸上教室卒業生だけで,一つの中学校の1年リレーを組むことができるなんて,珍しいというか,初めてのことだと思います。